May 172006
 

Solaris 10にBig Sisterをインストールしてみました。
RRDToolはCSWパッケージで導入済です。
他にもPerlモジュールがいくつか必要になりますが、足りないものはCSWパッケージでインストールしておきます。

前提Perlモジュールのインストール

GD

pkg-get -i pm_gdでインストールできます。

SNMP

これはucd-snmpを要求しているのですが、残念ながらCSWパッケージにはありません。
SNMP機器の監視が必要な場合はCPAN等を使ってインストールする必要があります。

net-snmpはCSWパッケージがあるので、pkg-get- -i pm_netsnmpでインストールしておきました。意味ありませんが 😛

LWP::UserAgent

libwww-perlのことなのでpkg-get -i pm_libwwwでインストールできます。

Crypt:SSLeay

pkg-get -i pm_cryptssleayでインストールできます。

URI

pkg-get -i pm_uriでインストールできます。

Net::SMTP

CSW版Perlには最初から入ってます(/opt/csw/share/perl/5.8.x/Net/SMTP.pm)。

Big Sisterのインストール

bsユーザ追加

# useradd bs

configure, make

configureオプションではperlのパスを指定できないため、PATH環境変数を設定してconfigureを実行し、/opt/csw/bin/perlが最初に見つかるようにします。

# env PATH=/opt/csw/bin:$PATH ./configure
# make install

以上で/usr/local/lib/bs配下(default prefix)にインストールされます。
INSTALLドキュメントにも記載されていますが、agentのみ(install-agent)、serverのみ(install-server)といったターゲットを指定することもできます。

uxmon-net準備

/usr/local/lib/bs/adm/uxmon-netにDESCRで対象ホストの

DESCR           features=unix,sysv,solaris              localhost

それからuxmonがroot権限で動作するようにuxmon-asrootファイルを用意します。中身は空でOK。

# touch /usr/local/lib/bs/adm/uxmon-asroot

最初は無用なトラブルを避けるためにroot権限で動かしてしまいますが、最終的にrootで動かすかどうか、セキュリティ的な課題も含めて、カストマイズを進めてから決めるつもりです。

初期動作確認

とりあえずこの状態で起動してみますと

# /etc/init.d/bigsister start
Starting Big Sister ...
  Monitor bsmon                                     OK
  Server bbd                                        OK
  Agent uxmon for runxmon-net

となりuxmonのところでだいぶ待たされた挙句、結局立ち上がってくれません。
x86のDebianに入れたやつはあっけなく動いたんですけどね…。

Sorry, the comment form is closed at this time.