Apr 292006
 

Drupal 4.7.0 RC4がリリースされました。
私は「DrupalをCVS版で利用」している状態ですので、CVS updateで更新してみます。RC4用のCVSタグはDRUPAL-4-7-0-RC-4になります。

contributionsソースの削除対策

前記事でも書いた懸念の通り、contributions/{themes,modules}からチェックアウトしているものにはDRUPAL-4-7-0-RC-4タグがありませんので、-Pオプションで更新するとディレクトリが空になり削除されてしまいます(多分)。
この対策として、ファイルをひとつ追加しておき少なくともディレクトリが消えないようにしておきます。

$ echo "DRUPAL-4-7" > themes/simplex2/.keep_me

.keep_meという空ファイル配置は、その昔NetBSDのcompileディレクトリに使われていた手法です。今回は空ファイルではなく、checkoutしたときのタグを記録しています。
こうしておくことで、チェックアウトしたファイルが消えても上記ファイルとCVSディレクトリは残ることになり、cvs update `cat .keep_me`で簡単に復活させることができます。

Drupal本体の更新

$ cd /path/to/drupal
$ cvs update -Pd -r DRUPAL-4-7-0-RC-4 2>&1 | tee /tmp/cvsupdate.log

ローカルで変更を加えていると、更新内容の衝突が起こる場合がありますので、出力内容をロギングしておきチェックします。衝突が起こった場合、行頭に”C”がつきます。問題なくマージできたものは”M”になります。
衝突がおこったものは目で内容を確認して修正します。

contributions/{themes,modules}の更新

本体の更新によってチェックアウトしていたディレクトリの中身が空になってしまった場合、チェックアウトしたときと同じタグ(.keep_meに書き込んでおいた値)を指定してcvs updateします。

$ cd /path/to/drupal/themes/simlex2
$ cvs update -Pd -r `cat .keep_me` 2>&1 | tee /tmp/cvsupdate.log

こんな感じです。.keep_meファイルをfindしてcvs updateするようにしないと面倒ですね。

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