phplist-2.10.4がリリースされていました。
一時、EUC-JPで配布されている言語ファイルのUTF-8化を試みておりましたが、もう一度やり直しです。実はその後ぜんぜんテストできてなかったので、DBも消してまっさらの状態から。
今回は日本PHPLISTユーザグループが配布している日本語化済みの配布物ではなく、本家ソースのCVSチェックアウト版だけでやってみます。
本家の配布物では管理画面系の日本語化はされておりませんが、フロント系の日本語化は含まれています。
CVS版を利用するのは、ローカル、リモート含めた変更内容の把握を容易にするためです。
今回のリリースアップ(2.10.3->2.10.4)でどこが変更されたのかわかりにくかったので。
phplist-2.10.4をCVSリポジトリからチェックアウトします。2.10.4用のリリースタグはphplist-version2-10-4になります。
以下は通常の配布物を~/public_html/phplist/listsに展開するイメージでのチェックアウト方法です。
$ cvs -d:pserver:anonymous@phplist.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/phplist login Logging in to :pserver:anonymous@phplist.cvs.sourceforge.net:2401/cvsroot/phplist CVS password: $ cvs -d:pserver:anonymous@phplist.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/phplist co -r phplist-version2-10-4 -d ~/public_html/phplist phplist/public_html
これで~/public_html/phplist配下にindex.htmlとlistsディレクトリ配下一式がチェックアウトされます。
フロント用の日本語言語ファイルはtexts/japnaese.incになりますので、UTF-8に変換しjapanese2.incとして保存します。
$ cd ~/public_html/phplist/lists/texts $ lv -Ie -Ou8 < japanese.inc > japanese_utf8.inc
言語ファイルはconfig/config.phpで指定します。
$language_module = "japanese_utf8.inc";
仮に管理系もUTF-8化したい場合は、2.10.3用日本語言語ファイルを本家Issue Trackerからダウンロードして展開し、変換すればよいでしょう。
$ wget -N http://mantis.phplist.com/file_download.php?file_id=926&type=bug $ unzip phplist-2.10.3ja_v.1.1.zip $ mkdir -p ~/public_html/phplist/lists/admin/{help,info,lan}/ja $ cd phplist-2.10.3ja_v.1.1/phplist-2.10.3/public_html/phplist/lists $ for f in `find . -type f`; do > lv -Ie -Ou8 < $f > ~/public_html/phplist/lists/$f > done
で、さっそくセットアップを開始しようとhttp://www.example.net/adminにアクセスしてみましたがページが真っ白です…。何か間違えたかなぁ 😕
■2007-02-14追記
セットアップが開始できなかったのは、チェックアウトするモジュールの不足が原因でした orz
admin配下にcommonlibを配置する必要があります。
$ cd ~/public_html/phplist/lists/admin $ cvs -d:pserver:anonymous@phplist.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/phplist co -r phplist-version2-10-4 phplist/commonlib
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