Androidで動作するペネトレーションテスト環境のKali Linux NetHunterは、Nexus 6P (angler)用ですとNougat (Android 7.1)しか公式にサポートしていません。
最初はLineageOS 14 (Nougat)の環境に導入して使っていたのですが、SnoopSnitchでのパッチレベルを見るたびに悲しくなるので、LineageOS 15 (Oreo)の環境に導入しなおしました。
公式にはサポートされていませんが、公開されているビルドスクリプトではOreoやPieも対象に含まれていますので、自力でビルドすればOreo環境にも導入可能です。
以下、自前でビルドして導入した際の覚書。手順は以下に掲載されているものそのままですが、 当方は文鎮化も覚悟したうえで実施していますのでご容赦の程を。
Building NetHunter | Kali Linux Documentation
gitリポジトリーをcloneします。
$ git clone https://gitlab.com/kalilinux/nethunter/build-scripts/kali-nethunter-project.git
bootstrapを実行します。
$ cd kali-nethunter-project/nethunter-installer $ ./bootstrap.sh
buildします。私のArch Linux環境ではpython2-requestsパッケージの導入が必要でした。
$ sudo pacman -S python2-requests $ python2 build.py -d angler-los -o -fs full
指定できるデバイスやAndroidバージョンは-hオプションで確認できます。
あとは出来上がったファイルをTWRPからインストールして完了。